D2寺子屋

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アウラ周回用悪魔選びの考え方(前編)

前回に続いて「で、どの悪魔を育てればいいの?」という話題に移っていこうと思います。まず、今回は周回用悪魔選びの考え方についてまとめます。具体的にどの悪魔を使えばいいかについては、もう少々お待ちを。基本的な考え方を理解しておけば、バランス調整や新規悪魔追加時に仲魔の変更も判断しやすくなるでしょうし、アウラゲートの仕様自体が大きく変わった場合、改めて考え方の前提を整理することができますからね。

 

さて、アウラ向け悪魔は、大きく周回用とボス用に分けられると考えています。

  • 周回用:雑魚悪魔を処理するためのPT。場合によっては、31層以降、ボス部屋までボス用PTを連れて行くための運搬役PTになる。
  • ボス用:各フロアのボスに特化したPT。30層まではほぼ不要だが、31層以降は各フロアごとに調整が必要になる。

今回取り上げる周回用悪魔ですが、1層から50層まで共通して求められる条件があります。

  • 先攻を取れること
  • 1ターンで敵を殲滅できること

アウラゲート内ではHPが戦闘終了後も持ち越しになるため、いかに通常戦闘でダメージをもらわないかが重要になってきます。そのため、先攻を取り、かつ1ターンで敵を殲滅するPTを組む必要がでてきます。

さらに、深層(46層以下)で効率的にマグや烙印を集めるには、

  • オートバトルで勝てる

という条件が必要になってきます。オートバトルで勝てるようにするには、各悪魔のAIを考慮しつつ、かつ敵PTとの相性による取りこぼしを防ぐ必要があります。悪魔会話発生が入ると100%は厳しいですが、会話発生を除けばほぼ間違いなく勝てるPTを作ることが可能です。

 

では、これらの条件を満たす方法について考えていきましょう。

 

先攻をとるための「スピードスター持ち」

D2では先攻・後攻はPT全体のバトルスピード(BS)の値によって決まります。そのため、どのフロアでも敵より高いバトルスピードを維持できれば、確実に先攻を取ることができます。アウラでは下層に進むほど敵のバトルスピードが上がっていきます。よって、31層に入ったあたり、場合によってはそれ以前から、深層で十分なバトルスピードを確保するのに必要な悪魔の育成をしていくことで、効率の良い育成が可能となります。

PTのバトルスピードは、PTにいる悪魔それぞれのBSの平均値となります。BSは各悪魔の速に100を掛けた値に烙印やスキルでの補正を足したものになります。そのため、もともと速の高い悪魔のスピードを補正することで、PTのBSを底上げすることになります。このスピードを補正するスキルの中で、最も効果が高いのが「スピードスター」(スキル所有悪魔のスピード+30%)です。幸い、このスキルは速の高い悪魔がもともと持っている、もしくは覚醒できることが多いです。このスピードスター持ちの悪魔を1〜2体入れ、極端に速の低い悪魔を避けてPTを構成することにより、先攻に十分なBSを確保できます。

 

1ターンで殲滅するには、高い火力と弱点を突く全体スキル

先攻を取ったとしても、相手にターンを渡せばHPを削られてしまいます。特に31層以降はボスだけでなく雑魚敵も強くなってきます。相手に1ターン渡しただけで全滅、なんてことも珍しくないです。

 

1ターンで相手を殲滅するには、火力の確保と弱点を突くことによりプレス消費を抑えることの2つを組み合わせる必要があります。火力の確保は悪魔のレベリングと強化した烙印(特に腕と足の物攻%・魔攻%)で行い、弱点をつくスキルは悪魔がもともと持っているスキルか、継承スキルで補います。また、可能な限り敵PT全体にダメージを与えられるスキルが望ましいです。そのためには、敵が無効以上の耐性を持つ属性以外の攻撃手段も用意する必要があります。

 

オートバトルはAIのパターンとアタックのミスに注意

31層以降、マグや烙印、アイテムを集めるために周回を多く重ねることになります。このときにオートバトルを使えると、バトルでのコマンド選択が不要になり、周回効率が上がります。しかし、オートバトルの場合、悪魔がそれぞれのAIパターン(戦闘・サポート・回復)により、優先的に選ぶスキルがあるため、AIパターンとスキルの組み合わせ次第では、使って欲しいスキルを使ってくれない可能性があります。たとえば、相手のHPが残りわずかなのに、サポートAIの悪魔がなぜかバフ・デバフをかけてしまったり、とか。このような事態を防ぐために、AIパターンとアウラ向けスキルの組み合わせを考慮し、ゲーム開始直後からアウラ向けの仲魔選びをすることで効率を上げることができます。このあたりについては、すでにこれまでのプレイヤーの知見がそれなりに溜まっているためです。

しかし、どのAIでも敵のHPが残り少なかったり、弱点が物理だとアタックを選んでしまうことがあります。このとき、物理命中率が低いとミスになり、プレスを消費してしまい、相手にターンが渡ることがあります。他にも、悪魔会話が成功して敵PTで唯一弱点を持つ敵が居なくなったことにより、 想定していた攻撃パターンが成立せず、1ターンで殲滅できない、ということもあります。オートでの事故を完全に防ぐことはできませんが、先程も書いたとおり、計画的に悪魔とスキルを選べば、事故の発生率を下げることはできます。

 

 

今回はアウラ周回用悪魔の選び方について、ベースとなる考え方を説明しました。次回は後編ということで、今回挙げた要件を満たすための悪魔選択基準について書きます。