D2寺子屋

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アウラ周回用悪魔選びの考え方(後編)

前回はアウラ周回用悪魔の選び方についてまとめてみました。今回は前編の続きです。前回出てきた条件に適した悪魔の特徴を考えてみます。

 まずは改めて前回の条件を振り返ってみましょう。

  • 先攻に十分なBS
  • 1ターンキルできる火力・スキル
  • オートバトルでほぼ想定どおりに動き、極力事故らない

ここから、この条件を満たす構成を考えていきます。

スピスタ持ちは2体確保

BSの確保にはスピードスター持ちを最低2体入れる必要があると考えておきましょう。実際には組み合わせ次第で、深層最速であるレア悪魔のイシスに負けることもありますし、烙印のスピード%でギリギリイシスにも先攻できるという場合もあったりするので、あくまで目安にはなります。最終的には、具体的なBSの値を見てスピスタ持ち以外の速を考慮する、ということになると思います。

で、いきなり具体的な悪魔名が出ますが、最初は何も考えず異能フェンリル異能スレイプニル2体を用意するのがわかりやすいでしょう。十分なBSを確保できます。また、フェンリルのタルカオートと、スレイプニルの破魔ブースター+マハンマオンが強力なダメージソースになってくれるため、安定しやすくなります。どちらも多少物攻(フェンリルを物理アタッカー運用する場合)・魔攻が上げづらい問題はありますが、上記2種のスキルで十分カバーできます。他にもスピスタ枠の候補悪魔はいますが、それは次回以降の記事で説明していきます。

 

スピスタ枠以外はとにかく強力な全体攻撃スキルを

残りの2枠に関する考え方ですが、ある程度BSを考慮する必要があるものの、メインで考えるべきは1ターンキルするための十分な火力確保です。できれば、弱点をつけるようにしておきたいところですが、弱点を突きづらい悪魔や、他の悪魔が無効化する属性もあるため、常に弱点を突けないこともあります。そのため、残り2枠については弱点をついてプレス消費を抑えることも重要ですが、それ以上に「火力で押し切れるか」というところが重要になります。

火力(=与えられるダメージ)に関して、プレイヤー側でできることは、以下の通りです。 

  • バフ・デバフ
  • 利用するスキルを選ぶ
  • 高い物攻魔攻

です。ただし、1ターンキルとなると、火力が低いうちはバフ・デバフをかけているとプレスが足らなくなることもあるでしょうし、火力が上がってくれば不要になるため、活用できる状況は限られているように思えます。できれば、オート系のみで済ませたいところです。スピスタ枠で異能フェンリルをおすすめしたのも、この理由からですね。

次に利用するスキルですが、1ターン前提であれば次ターンのMPを考えなくていいので、相手に無効化されない強力な全体攻撃スキルを持つ悪魔を優先的に考えることになります。現実的には、固有スキルや所持している悪魔が少ないスキルを除くと、魔法ならマハ○○ダイン系、物理なら冥界破あたりでしょうか。

最後に一番重要なのが高い物攻・魔攻です。どちらも烙印で強化可能ですが、計算式に大きな影響を与える力・魔のどちらかが高い悪魔を選ぶことが必要になってきます。また、物理アタッカーの場合、物理命中も上げておく必要があります。命中率は速と運の影響を受けるため、経験則的に知られる、各悪魔への命中%補正の値を目安に烙印で強化する必要があります。だいたい深層だと20%以上は必要となるので、罪の烙印の虚飾で精密烙印を確保するか、右手烙印のメイン物理命中%、プレミアムスキル(通称プレスキ。ガチャ限定スキル。)の百発百中を積むなどをすることになります。

 

アウラ周回PT準備で最初は考えなくて良いこと

最後に、これまではと反対の「考えなくて良いこと」についてまとめておきます。

  • 2ターン目以降のMP
  • 自PT悪魔の弱点
  • 状態異常を主軸とした戦法
  • オート系以外のバフ・デバフを前提としたPT

これまで書いている通り、アウラは相手にターンを回したらPTで半壊になるので、2ターン目以降は考えないくらいでいいです。最初は、敵にターンを渡しそうになったら撤退するくらいでもいいと思います。また、かろうじて2ターン目以降で相手に競り勝ってもHPがだいぶ削られていることがあるでしょうから、その場合は退出して再度入場するほうがいいです。

次に自PT悪魔の弱点についてですが、先攻1ターンキル戦法の場合、(反撃等を除いて)敵の攻撃を受けないので弱点を気にする必要がありません。そのため、実はこの戦法はアウラ以外でも最強の戦法といえます。ただし、アウラやストーリーのノーマル・ハード、ジゴクパークは比較的達成しやすいものの、ストーリーのマニアックやデビルバスター内コンテンツなどの高難易度クエストになると、必要な悪魔を集めること自体が大変になってくるため、ほとんどのプレイヤーにとっては現実的ではなく、2ターン以上かかることを前提としたPTを組むことが主流です。

先攻1ターンキル絡みだと、状態異常PTもアウラなどの1ターンキルできるバトルコンテンツでは不要です。状態異常は運任せになりがちな上、戦闘にかかるリアル時間も増えるため、効率が良くないことが多いです。好みでやる分には問題ないです(実際やってみると結構楽しいです)が、効率的な周回を考える場合、最初のPT構築時には考えないほうがいいでしょう。

また、すでに触れた通り、バフ・デバフを多く必要とするPTは火力不足が一番の理由なので、火力を上げることに時間を使うほうが、周回用PTを早く育てることが出来ます。具体的には31層に入ったあたりで、烙印が不足しているようなら欺瞞7を回るPTを考えましょう。欺瞞7は2wave目のミトラが厄介ですが、特化PTでなくても周回しやすいです。また、主に☆4烙印が多く落ちるため、深層到達までに必要な物攻%魔攻%を効率よく揃えることができます。特に決意消滅は活躍の機会が多いため、☆4とはいえ深層到達までは数が大いに越したことはありません。また、怠惰6,7も31層のボス向けに生命烙印を集めたい場合には有用ですが、欺瞞7よりも火力が求められます。

 

ここまで、二回に分けてアウラ周回用悪魔の選び方を書いてきました。次回はいよいよ具体的な悪魔の候補を挙げていきたいと思います。